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逢瀬町について

 逢瀬町(おうせまち)が誕生したのは、比較的最近のことです。

 それまでは、逢瀬町を構成する3つの地域(多田野・河内〈こうず〉・夏出〈なついで〉)がそれぞれ独立した村として存在していました。

明治22年4月1日町村制が施行され、夏出村は河内村と合併して河内村となりました。

 昭和29年河内村と多田野村の翌年の合併が決定すると有識者たちによる合併協議会が設立され、その席で合併後の村名を両村を縦断するように流れる逢瀬川にちなんで「逢瀬村」とすることが決定されました。

 昭和40年5月1日に郡山市の大合併により逢瀬村から逢瀬町になりました。

逢瀬町の人口・産業について

 人口は3,771名(2018年時点)多くの町民が農業従事者として野菜や果樹を生産しています。

 肥沃な土壌で育てられた農産品はどれも良質で、中でも盛んな米づくりは、全国有数の米どころである郡山市の収穫量を支えています。

 また、採れたての野菜を漬物にして近所にお裾分けする文化があり、農家の知恵が詰まった大根やきゅうりの漬物は絶品です。

 特産品は「鯉」。江戸時代より溜め池を使った鯉の養殖が盛んで、市町村別の生産量でトップを誇る郡山市の中でも代表的な養鯉業者が逢瀬町で事業を営んでいます。

 猪苗代湖のミネラル豊富な水に育まれた鯉はカルシウムが豊富で、鯉の旨煮や鯉の洗い、鯉醤油など、さまざまな方法で加工・販売されています。

 また、農業の6次産業化(生産・加工・販売の一体化)と地元果樹農家の支援を目的として郡山市が取り組んでいる「ふくしまワイナリープロジェクト」において、2015年より逢瀬町に醸造施設「ふくしま逢瀬ワイナリー」が立ち上がりました。

 ここでは、逢瀬町で実った葡萄や桃、梨、林檎を使ったお酒を楽しむことができます。

逢瀬町の魅力・伝統について

 逢瀬町には、「陸の松島」とも呼ばれる名勝地「浄土松公園」や、郡山市の水道発祥の地「清水池公園」、郡山市指定天然記念物の大キャラ・大イチョウ、逢瀬川沿いの約700メートルの桜並木など、豊かな自然が数多くあります。

 温泉も湧き出ており、平安時代後期の武将・八幡太郎義家(源義家)が休んだとされている「休石温泉」は霊泉として知られています。

 伝統行事の一つである「多田野の鍬柄舞田植踊」は、踊りと唄と寸劇が合わさった芸能として今もなお親しまれている、郡山市指定重要無形民俗文化財です。

 その他にも、逢瀬公園さくらまつり(4月)、おうせ夏まつり(8月)、キャベツ餅MUSICLIVE(9月)、浄土松公園祭り(10月)など、一年を通してさまざまな行事・祭事が行われています。

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